マッチングスタブ付きのループアンテナらしいが、その動作原理はよく分からないヘンテナ。
・ゲインが明らかに Folded Dipole より取れる。
・平面・縦長アンテナなので、風や雪の影響を避けて家の壁面に設置可能。
(課題その1)
これまで、「適当に巻いた」 チョークバランを入れて、
「効いているはず」 と信じてきたが、ケーブルの取り回しや同軸ケーブルへのボディイフェクトで信号強度が変るので
「全くだめ」 の模様(笑)。
そこで、76MHz 近辺で効く 「
シュペルトップバラン」 とすることに。
66cm (300 ÷ 76 ÷ 4 x 0.67) の網線を付け、早速実験。え?ボディイフェクトでまだ変る。
ヘンテナの給電点にワンターンコイルを装着し、ディップメータで測定すると、なんと
74MHz 近辺に同調している。
スタブの位置を上昇させていくと、76MHz で大きくディップするようになった。
適当なバラック構成の為、スタブの位置がいつの間にか下がっていたらしい。
調整後は、同軸を触っても変化しなくなった。
「同調していない=SWR が高い=シュペルトップバランの効果が現れない」 だからだろうか。
(課題その2)
バランを入れたところで、
「平衡/不平衡変換=芯線と網線を交換しても変化しない」
を確認するために交換してみると、信号強度が明らかに悪化するではないか!
何度やり直しても結果は同じだったので、
・ヘンテナが (工作が悪くて) 左右対称でない状態になっている
・到来する電波が円偏波 (右回転または左回転) になっている
なんてのが考えられるが、仮に複雑な反射や回析が起こって円偏波になっていたとしても、左右の回転の差を検知できるには、アンテナ側がその構造になっていないといけないハズ (左巻き/右巻きのヘリカルとか)。
または、接続が切れて単に電気的に左右の長さが異なっているだけか?
最初から抱えている接続部の不安定性を取り除くのが先決の模様・・・。
アンテナ界の 「不思議ちゃん」、ヘンテナとの戦い?は続くのだ。
[4回]
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