何より、入り口が大事。
どんなに高額なシステムを準備しても、FM を聴くなら十分な信号強度が得られて外来ノイズに強いアンテナが無いと、全く意味が無い。
メインのシステムは 3 エレの八木で今のところ満足のいく環境を得られている。
しかし、リビング用のアンテナには大げさなアンテナを準備できないし、メインのシステム用にも、
- 屋根馬やタワーに頼らない構造
- 壁面にも設置可能な構造
- 多エレメントでなくとも十分なゲインが得られる
という欲張りなアンテナが無いものか、と調べたり実験したりしてきた。
現状興味があるものは、
コリニアを除くとすべてループアンテナ。
Swiss Quad は HB9CV のクワッド版で、2 エレメントにはなるが個人的にはこれに一番興味がある。
双ループは TV/FM の送信所の送信アンテナとして有名だが、一部を除いて製品化や DIY の記事がほとんど無いのは不思議。
ということで、双ループの基本形、一番実験しやすい 1 λ シングルループを製作。
★ Single Loop
4 mm/1 m のアルミパイプ 4 本、IV 線で接続用のアタッチメントを作り、平衡・110 Ω の出力インピーダンスだが、バランなし、75 Ω 同軸で確認。
設置場所は、和室の天井からのぶら下げ(笑)。
信号強度はあの Folded Dipole と同じか若干良い程度だが、帯域が広い (76~83MHz) ため、仮組みながらも満足。 サイドの切れもよく、幹線道路方向からのノイズにも強そうだ。
(不思議発見)
同調状態で Folded Dipole に切り替えると、同調しない。 「AFC が外れたんだもの、当然じゃない」 と思うが、AFC 範囲内とは思えないほどのずれ。 アンテナの違いで同調点がずれるその理由は?
(つづく)
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