チューナーをリビングで使用する場合、屋外にアンテナを設置するには条件が限られる場合がある。
実際、設置場所を選ばない付属の安物ダイポールでは、電界が弱いこの辺では全く使い物にならない。
300Ω フィーダを使用した Folded Dipole を中継アンテナ方向にベンドして「気休めのフロントゲイン」を狙って部屋の隅に設置して、何とか最低限のレベルを確保できている。
そこで、ステルス型アンテナの中で多少ながらもゲインがあるものを試したくなるのだ。
- J-Pole アンテナは、水平偏波用として果たして使えるのか?
- ダイポール比で 4dB のゲインは、実感できるのか?
ところが、FM tuner Group では 「ダイポール比でほとんどゲインが取れないし、マルチパスに対応できない J-POLE を使うんだ?」 反論が(笑)。
確かに、J-POLE は垂直偏波用なので水平偏波の放送用電波に対して 3 dB (だったか?)のロスがあり 4 dB と言われるゲインがほぼ無くなる。
これを水平に設置してみよう、というのである。
J-POLE の動作が大地をグランドプレーンとして使うのが前提となっている場合は、指向性やゲインが崩れるだろう。
★試験結果
結果からいうと、全くだめ。
垂直に設置しても、水平に設置しても、何と
ベント型 Folded Dipole にも劣るのだ。
ゲインどころか垂直に設置すると、チューナに必ず付属してくる T 型ダイポールと何ら変わらないのだ。
水平に設置して、YAMAHA T-7 の目盛りでやっと 1 セグメント向上するだけ。
やはり、ステルス型でゲインを得るのはムリか?
もしかして SWR が悪すぎるのかもしれないが、アンテナアナライザをつなぐ気にもならない。
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