今度はなんと海外製、アンプでは夢だったあのCrownのチューナ、FM Two(FM-2)。
プロ用のオーディオ製品を作るメーカだったので、どんな作りでどんな音がするのか楽しみだったのだ。
(入手時の状態)
少々汚れはあるが、意外に綺麗で、物凄い薄型でラックマウント型。
足が元々ないが、4.4cmは凄い。あの薄いT-2でさえも足なしで6cmなのに。
電源電圧:
思った通り120Vの接続になっている。100Vのタップも用意されているので配線で変更可能。
周波数:
当然ながらUSA仕様、87.9MHz~107.9MHz。
音質:
ハムが若干聞える。電源の電解コンの容量抜けかな。
アナログTVのEテレの音声と、FMトランスミッタ経由でCDを聴いてみた。なんだか凄味のある、ライブ会場で聴くような音。
パルスカウント検波のL-01Tに似たような音。・・・と思ってサービスマニュアルの回路の動作説明を読むと、
なんとパルスカウント検波。
(今後の対応)
トランスミッタを使用する専用のチューナにしようかとも思ったが、なんだかそれも勿体ない。
マニュアルを見ると、コントローラICのupd1703C-011の外付けのダイオードマトリクスの設定で日本の周波数の対応も可能の模様。
:ソケット式になっているダイオードマトリクスの一部。
表示のみか?チューニング用のEO1の電圧の可変範囲も変わるのだろうか?
現に、バラクタダイオードBB204Bへの印加電圧は、
現状:約3.5~23VDC/27~23.3pF
1VDC:理論上約50.5pF
なので、日本の周波数範囲用に設定されるとIC出力が3VDC以下に制御される仕様ならば、設定だけでいけそうな気も。
フロントエンドは、IFTを使わずにディスクリートのL、C、VC、バラクターダイオードのみで構成されているため、仮にICのEO1出力が自動で変更されなくとも、パラに入っているCの値を大きくして同調させることが可能かも。
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