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カテゴリー「チューナー」の記事一覧

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SANSUI TU-D607 その1

TU-D607.JPGなんだか、全く懲りずに今度は SANSUI。 サブのアンプと CD Player が SANSUI なので、チューナーはどうなのかずうっと気になっていたのだ。
箱から出して、まずは前オーナーの置き土産、「強烈なタバコ臭」 にやられた(笑)。

(初期状態)
FM の周波数ずれ:  OSC トリマ調整にて解消。
FM の感度が低過ぎ:  フロントエンド調整で全域の感度向上
ディジタル表示のセグメントで表示が薄い部分がある: 完全に消えている訳ではない。  Cold Joint?

(中身と回路図)
TU-D607 の回路図はないので、TU-717 の回路図を参考にするが、全く読めん(笑)。
これまで、YAMAHA と KENWOOD (Trio) に慣れた頭にさっぱり入ってこないのだ。
基板の見てくれ、構造も目新しくてどこが何の機能やら・・・。

(肝心の音)
こ、これは!(笑)
どこかで聞いたことのある音。 KT-7007? Quadrature 検波なのに。

(楽器の鳴り方)
ボーカルと弦楽器が物凄くリアル。 ベースやギターの採譜が簡単にできるのでは?というくらい分離して聞こえる。
特に、アコースティックギターの胴鳴りまで聞こえるのはすごい。
その代わり、超低音部分がスパッと切れているせいか、バスドラムの腹に来る空気感があまりない。
シンバル類や、鳥のさえずりなどの高音部の実在感もハイレベル。

(音場感)
Ratio 検波のように、エコーとリバーブがはっきり聞こえる。 素晴らしい。
ちゃんと、リズムの裏に返ってくるエコーまで聞こえる
セパレーションは (調整もしていないが) 十分。
広がり感と奥行き感はかなり高いレベル。

(総合評価)
L-01T のような 「スッポンポン」 (笑) の新鮮さはないが、クリアな音像には高評価。
まだ 2 時間ぐらいしかまじめに聴いていないし、RF 段以降の調整もしていないので、これから。
しかし、現状のままでも所有チューナーの中で一番のお気に入りになりそうな予感。

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KT-5020 高評価の不思議

TICでは、"Holy potatoes, this is a sleeper!" (なんてこった!大穴だ!(掘り出し物だ!))とか、"The KT-5020 certainly beats many other solid-state tuners I have." なんでまで言わせたり、Shootout のランクで上位をうかがったり、とんでもない大物として扱われている。

ところが、だ。俺にはどうしても納得がいかない。
Auto Blend を OFF してみたりして若干の音質向上を図ってみたが、ど--してもその音に納得いかないのだ。

勿論、
・ディエンファシスの値が異なる
・オーディオファイルが行うキャパシタ類の改善は行っていない
の差があることは分っている。
しかし、どう贔屓目に見ても、俺が所有している他のチューナーの足元にも及ばない。唯一 KT-5020 より低レベルだった FC-3 は既に売り払ったので、現状最下位なのだ。
勿論、KT-5020 自体が最低という訳ではなく、これは俺の個人的感想なので、早合点は不要。

西洋人の Audio の好みも、JBL のスピーカや、Zenith、Admiral、Collins、Drake、Heathkit  といったラジオや無線機やアンプのオーディオの特性(性質)を聴き倒しているので、明らかに日本人好みのものとは異なることは自分の耳で体感している。

それでも、それでも、KT-5020 の音が高評価を得られる理由が納得いかない。
それとも、国内仕様と輸出仕様は、全く異なる生き物なのか?(案外、ここがオチ?)

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KENWOOD L-01T 矯めつ眇めつ

Dial.JPG




とにかく、ピアノが凄い。何故かピアノだけが浮き上がって聞こえる
ピアノの鍵盤が目の前に広がり、あの黒光りする仕上げと、鍵盤を叩いたときの重みさえ感じるほど。
これは、大げさな表現ではない。ピアノを再生させたら、天下一品。

(エネルギー感)
面積の約1/3も占めている電源部の物量から来るものだろうか。
圧倒的なエネルギーで前に出てくる音。
超低音から高音までエネルギーバランスがよく、倍音もきれいに出る。

(歪感)
ピーク時の破綻が全く無い。「サシスセソ」が自然。

(S/N)
「見えるラジオ」やVICSによる干渉ノイズは巷では有名らしいが、ご多分に漏れず、pp部分や無音時のノイズが盛大。
これらの多重信号とは縁のないコミュニティ局の音が相対的に素晴らしい音に聞こえる。
PLL検波と比べても、聴感上のS/Nは若干劣る感じ。

(音楽性)
何故かピアノだけが非常にリアルな他は、レシオ検波に比べると楽器やアンプの種類まで特定できるような表現力はない。しかし楽器の大きさ (スケール) はよく分かる。
ベースラインが (十分出ているのに) うまく聞こえないのは、PLL検波と同じ

(音場感)
きっちりセパレーションが出ている割には、広がり感を余り感じないし、オンマイクで録っている感じ。
リバーブやエコーはあまり聞こえない。

(総合評価)
音の純度が非常に高い。ダイレクト/Wideで出てくる音は、他のどのチューナーよりも皮剥けたくらいの生々しさ
歪を感じないため、大音量でいつまでも聴いていられる。
無音時のノイズを極力減らすには、とにかく入力信号強度を強くして多重信号以外のノイズを減らさないとダメ。
L-01T以降の改良型パルスカウントのノイズレスの音に期待が・・・。

(本当の本音)
超ド級の電源、徹底的な磁気歪の排除、RFアンプのパス回路に言及する記事ばかりで、再生音に関してどこがどう良いのかを褒めている (またはケチをつけている) 記事を読んだことが無い (TIC 以外)が、他のチューナーでは絶対出ない素晴らしい音なので、一生手放せないチューナー。
多重信号によるノイズだけの理由で簡単にお払い箱にしてしまうのは、いかにも勿体無い。
電解コンデンサーを交換するたびに音が見る見る良くなっていくところを聴くにつけ、残りの部品交換が楽しみ。
入手時のモノラルの音は酷かった・・・。




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KENWOOD L-01T の修理 (その3)

やった!!! 直った!!

直った理由は不明(大爆笑)。 4011 を交換して以来、部品交換はしていないのだ。
やったのは、半田のやり直しだけ。
  • Cold Joint があった
  • 熱衝撃で IC の動作が戻った
のどちらかしかない。 問題と思われた 4066 (IC14) と 4069 (IC12) 周辺の半田のやり直しをしたら直ったからだ。
IC 14 の 5 番ピンのステレオ時の電圧だって、指示通りの完璧な -5.3V。 元通りになっていたのだ。
63eca0b7.jpeg





(念願の L-01T のサウンド)
前回交換した電解コンデンサのエージングも終わっていないし、セパレーションの調整もやり直す必要があるので、まだ最終的なことは分らないが、

素晴らしい。ピアノの倍音がとてつもなくリアル。

なのだ。 最初に聞えてきたのは、近所のコミュニティ FM でかかっていた、The Corrs の曲。
明らかに、Ratio でもない、PLL でもない音。

さて、後でメインのシステムに接続して試験、いや、試聴しよう。 うふふふふ(=病気)。


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KENWOOD L-01T の修理 (その2)

やっちまった-(笑)。

「これだ!」 と思った 4011 を交換しても、何も変化なし・・・。
「4011 がドライブできていない」 と思ったが、もしかして
  • ツェナーダイオードの故障
  • 受け側の 4066 の故障
4066 はツェナーダイオード経由で繋がっているので、4066 の故障ではないような・・・。
いずれにせよ、ツェナーダイオード自体か-12V の値かどちらかだろう・・・。
電源オフ状態でツェナーダイオードの抵抗を双方向で測定したときは問題なかったが。

道のりは遠いのか?(笑)

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