長い間熟成してきた (笑) TX-900、やっと重い腰を上げて修理することに。
その結果とは?
(これまでの経緯)
ステレオ信号の歪調整、T105/VR101、T106/VR102 を動かしても高調波のレベルが変化せず、おまけに不安定。
そればかりか、IFT のコアまで割ってしまい、TX-500 をドナーにするハメに。
(修理)
IFT の一次側のコイルにパラに入っているキャパシタの容量抜けが原因と思われた。
このため、0±60ppm / ℃ の温度特性の 9 pF の積層セラミックコンデンサを購入。
T105、T106 の一次側にパラに入れてみた。
この結果、
第二次高調波以降のレベルが IFT/VR の回転に同期して変化するようになり、調整完了!
(音質比較)
A/B 比較を瞬時にできるよう、
3 エレ八木と 4 エレ八木をスタックのように室内に設置 (笑)、リファレンスの CT-1000 と同時に動作させた。
YAMAHA + レシオ検波の特徴なのか音質がかなり近く、切り替えてもすぐに分からないくらい。
CT-1000 は音場が広く、鳥肌が立つような重低音が特徴だが、これに比し TX-900 は中低音域に膨らみがあり、超低音域はストンと切れている。
TX-900 は、楽器の一体感は若干弱い一方、さすがに S/N については CT-1000 のかなり上を行く。
もしかして、
手持ちのシンセサイザー機の中では、一番かな。
やはり、楽器の鳴りとその一体感と言う意味では、
レシオ検波が一番。
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