どんなにギターを練習しても、どんなにがんばってイフェクタで理想の音に近づけようとも、どーーしても達成できないのは、プロによるリバーブ/ディレイの音。
勿論、ギター側で掛ける場合もあるだろうし、録音時に卓で付け加える場合があるだろうが、どうしても 「あの」 雰囲気が出せない。
プリディレイが 300ms ほど掛かった後に
「あからさまな反射音ではない」 リバーブ音。
(貧乏初心者時代)
最初はギターアンプについているスプリングリバーブのみ。 GS の 「テケテケ」 サウンドや一部の曲では問題ないが、明らかなエコーは得られず、悶々。 アルバイトで買った Pearl の AD-33 でやっと一歩前進。 BBD 素子の 「枯れ具合」 と、2ch あるイフェクトは非常に良かったが、300ms 以上のロングディレイに対応できないのと、プリディレイ付リバーブは得られず。
(就職直後)
やっと自分のお金で楽器類を買えるようになり、当時
11 万円もする YAMAHA の SPX-90 を予約し、立川の Rock-in で数台しか入荷しない初回出荷品を入手。 当時としては信じられないくらいのイフェクトの種類と音質の良さにはビックリ。
確かに、500ms まで伸びたクリアなディレイは非常に良かったが、
「いかにもシミュレートしました」 といった感じのリバーブの
「ジャラララン」 という荒いリフレクションと短いプリディレイにはガッカリ。
マルチイフェクツとしては名器の部類だろうが、これまた悶々。
(ここ数年)
一時すっかり諦めていたリバーブ熱が再発し(笑)、中古のディジタルディレイ/リバーブを物色。
IBANEZ SDR-1000
ROLAND DEP-3
BOSS RV70
BOSS RRV-10
を短期間に入手。
SPX-90 の時代の音に比べると、かなりいい線を行っており、かなり満足できるようになったが、まだ不自然な感じ。 やはりプロ用の機材を手に入れるしかないのだろう。
(最近)
リバーブを意識していなかったが、「真空管プリアンプ付ディジタルイフェクツ」 という文句に飛びつき、ZOOM の E-9150 を入手。
そのディレイ処理にビックリ!
全く同じ音が返ってくる所謂 「エコー」 ではなく、返りの音のダンプがうまく効いていて、かなりプリディレイ付リバーブに近い音がするのだ。
それに真空管プリアンプのオーバドライブの掛かり方が自然な上に、ノイズゲートの処理がうまく、
「これ一台で 3 杯ドンブリ飯が食える」(笑)感じ。
当初の目的からは若干外れたものの、今は E-9150 でギターの練習が楽しくなったのは言うまでもない。
理想のプリディレイ付リバーブは、何処?
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