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Basement Workshop

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PLL 検波と Ratio 検波

これまでに 13 台も買ってしまったチューナー。

簡単に言うと、Ratio 検波の YAMAHA と、それ以外の会社の PLL 検波、とも言えるか。
パルスカウントは F-500 と L-01T を持っているが、 L-01T は修理待ちなので、傾向はまだつかめていない。

★所有機器
Ratio 検波 PLL 検波
YAMAHA
 T-1
 T-4
 T-7
 T-9
 TX-900
KENWOOD
 KT-5020
 KT-V990
SONY
 ST-S333ESX
 ST-S333ESXⅡ

★傾向比較
  Ratio 検波 PLL 検波
S/N  無音時のノイズが目立ちやすい。
信号強度が強ければ問題にならないが、信号が弱い場合がネック。
 聴感上のS/Nが物凄く良い。 信号強度が弱くても十分なS/Nが得られる。
音場感  S/Nが PLL に比べて悪く感じるのと相反するのか、広がり感が良く出る。
リバーブが良く聞こえる。
悪く言うとウェット。
 クールでドライな性質なため、音が点で聞こえ、広がり感は影を潜める。
音楽性  音場感が良いため、演奏者の意図がよくわかり、かつ聞き流しても疲れない。
 ギターアンプの「箱鳴り」の違いがわかる。
 ハッとするくらいに楽器が見え、定位感が強いため、間近で聞いている感じ。
暗闇に楽器が浮かんでいる感じがするため、オーディオ的には面白いが聴き疲れする恐れあり。

(結論)?
やはり、YAMAHA は楽器メーカであるという誇りからなのか、「スペック至上主義」 ではなく、より音楽性を感じられる Ratio 方式を選んでいるように思う。
13台の中の最高を選ぼうと思っていたのだが、聞くときと聴くときの違いで分けなければいけないのだ、が結論。

すなわち、録音なら PLL、ギターフレーズや使用楽器・イフェクタのコピーなら Ratio 検波かな。

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KT-5020 のAuto-Blend 機能を OFF にする

Tuner Information Center で絶賛されている KENWOOD の KT-5020 ですが、中電界程度の局しかないこの辺では、KT-5020 の Auto-Blend 機能が勝手に働いてしまいます
Stereo の表示をしているにもかかわらず Monaural となんら変わらないセパレーションと音の悪さに閉口していましたが、「この際、OFF にしてしまえ」ということで、回路図とにらめっこしてこの回路をカットしてみました。

何ということでしょう!(ビフォーアフター風)
無音時のS/Nが若干悪いほかは、どの局もきっちり分離します!
おまけに、中電界以上の局の音質も向上したように思います。

手順は以下です。
860836f4.jpeg(1)R102の位置を確認します。




e810645f.jpeg(2)R102 (Q18 の手前)の左側のリード部分をカットします。 終了です(簡単!)。




どこかにSWを設けて、状況により ON/OFF する方法もありますが、私はもう二度と ON にする気にはなれないので、このままとします。

さて、本当に Shootouts の上位にランクされる音なのかは・・・。

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YAMAHA T-7 のバランのバイパス

Tuner Information Center に載っている、バランをバイパスして信号ロスを減らすT-7の改造をやってみました。
ついでに、前オーナが途中で諦めていたPALコネクタからFコネクタへの変更も行いました。
手順は以下です。
Cut_Before.JPG(0)前オーナが途中で諦めたPALコネクタの切削







Schematics.JPG(0-1)回路図上のイメージ
青の丸印の部分がバイパスするバランです。芯線を接続するのはANT1側です。






Cut.JPG(1)300Ωのフィーダをフロントエンド側から外します。









Connector_Internal.JPG(2)コネクタ側に75Ωのフィーダを接続します。
ここではPALではなく、Fコネクタに変わっています。






Cable.JPG(3)75Ωのフィーダを基板下側に取り回して、(1)で外したフィーダの"ANT1"側に芯線、網線側を直近の
GNDに落とします。





以上で改造は終了です。
この改造をすると、信号強度が明らかに増します。
ただし、この改造により75Ωおよび300Ωのバラ線用の端子は使用できなくなりますので注意してください。

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