海外では有名な、同軸ケーブルを使用したインピーダンス変換手法の日本名が分からないでいる。
その名は
Twelfth-Wave Transformer。
実体はQマッチの実用版、といったところなのだが、海外にはあって日本にはその呼び名が見つからない。
(Qマッチ)

2つの異なるインピーダンスの伝送路の間に中間となるインピーダンスを挿入して変換するもの。
スタックアンテナのマッチングに同軸ケーブルを使用してマッチングをとるケースが一般に使用されている。
説明と簡単な計算機は
ここ。
ところが、単純に50Ωの同軸と75Ωの同軸を変換しようとすると、その中間のインピーダンスを同軸で簡単に構築できない。
(Twelfth-Wave Transformer)

Qマッチでできない50Ωの同軸と75Ωの同軸の変換を、この手法を使用すると
「50Ωの同軸と75Ωの同軸を使用して構築できる」のだ。
この変換部分に使用するそれぞれの同軸の長さ
L がほぼ 1/12λ なのでこう呼ばれている。
詳細は
ここ。
(注意点)
フェライトコアを使用して構築するいわゆる「トランス」型のインピーダンス変換と異なり、目的周波数に対してのみ成り立つ変換器なので、注意を要する。
ただしある人物の実験では、
特性が結構ブロードだという記述も見られる。
(お願い)
Twelfth-Wave Transformerに対する日本名をご存じの方がいらっしゃいましたら、どうぞ教えてください。
[2回]
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