
今度は、何と
YAMAHA の大御所、T-2。
当時のトップモデルで、C-2 とのペアを意図した超薄型のブラックフェイス。
その実力と音が知りたくて仕方がなかったが、今回やっと入手できた (やった-!)。
(当初の状態)
普通、「ジャンク」 と言っても 「未確認だからジャンク」 が多いが、今回は R チャンネルの音が出ない、本来のジャンク品。
ランプ切れもないし、キズもほとんど無し。 目盛が浮き上がるスケールとメータの照明が
実に魅力的。
L チャンネルからしか音が出ないが、その音に
何だかタダ者ではない凄みを感じる。
(簡略調整と結果)
ポインタがスケールに対し、500kHz ほどずれている。 TCO で調整。
入力感度が弱いため、フロントエンドを調整。
しかし、初段のアンテナ同調回路のトリマ TCA-1 だけは、回転させても変化なし。
信号強度が弱いのは、このトリマの故障により同調がとれないためと思われる。
回路図を見ても値が記入されていないが、数 pF~10pF だろう。
(トラブルシューティング)
POST AMP NA07061 基板上で正常に動作している L 側の TR407/TR409 各点の電圧を測定すると、R 側の TR408/TR410 の電圧と全く異なっている。 その他の TR/FET の測定電圧には L/R で差異が認められなかったので、この 2 点のどちらか (または双方) が故障の原因と思われる。 TR407~TR410/2SC1917 の交換が必要。
・・・ところが、2SC1917 なるトランジスタの情報が、ネット上にほとんど無い(泣)。
クロスリファレンスでは 2SC2390/2SC2240/2SC1844/2SC1344 ・・・と沢山候補が挙がっていたので、よく比較したのち交換しよう。
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