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SONY ST-5000F (その 2)

F.JPG価格が高いとは言え、各所に見受けられるクラフツマンシップの高さにウットリする、ST-5000F。
フロントパネルの文字は印刷ではなく彫り込んであるため消えにくいし、仮に消えても自分で修復が可能。
内部の各ユニットは個別にシールドされ、ユニット間の信号の飛び移りや外来ノイズに強い造りになっている。

(これまでの状態)
マルチプレクサと AF 段のバイパスコンデンサ、電源基板の 1 点のみ電解コンデンサを交換したが、電源電圧の 24V がトリマの調整範囲の上限一杯。 レギュレーションが悪くなっている証拠で、電源の残りのデカップリング用コンデンサの交換が必要と判断。
音もピークで歪が聞き取れる。

(今回の作業)
(1) クランプで固定してあるスナップイン型の電解コンの交換
オリジナルのクランプをそのまま流用するため、それぞれの直径 35mm (C601)、25mm (C604) に合ったものを購入。
ところが、25mm と表記のものは、実際は 22mm 程度でスカスカ。 スペーサを入れて対応。
    2000uF/50V (C601): 2200uF/50V
    2000uF/35V (C604): 3900uF/50V
Power.JPG




(2) AF 段のカップリングコンデンサの交換
バイポーラやフィルムタイプも考えたが、普通のオーディオ用の電解コンとした。
    1uF/12V (C527, C528):   1uF/50V
    10uF/25V (C525, C526): 10uF/50V
Output.JPG




(3) セパレーション調整用トリマの交換
R537 (5kΩ) をサーメットタイプ (コパル製) に交換。
2fa42d09.jpeg





(交換後の変化)
まず、無音時のノイズが若干減少。
数時間のエージングをするまでは音質に変化は感じられなかったが、それ以降、ピアノの重厚感やベースの音程感が十分に出るようになった。 未だに高音の抜けは良くないが、エネルギーバランスが良いので、不自然な感じは全くしない。
ピーク時の歪も感じられなくなり、非常に気持ちよい鳴りをするので、思わず聞きながら寝入ってしまったほど (笑)。

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真空管ラジオ、無線機、オーディオ、ギター、洋楽が大好きなオヤジ。
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