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Basement Workshop

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カテゴリー「チューナー」の記事一覧

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チューナ修理、大きく動く。

不動のジャンク状態で入手した L-03T と TX-2000 。
どちらも迷走して絶望の淵で悶々していたが、やっと明かりが見えた。

(L-03T)
電源を入れても火は出ないが(笑)、全く動作しない。

電源電圧が全ておかしい。「全て」で気付くべきだった。
なんと、おかしいのはチューナではなく、「ディジタルテスター」だったのだ・・・。
これに気付くまでに、「全てのツェナーダイオードの交換」までしたのに。

アナログテスターを新調してみると、電源電圧は正常。

局発に悪名高き 2SC460 の双子、2SC461 が使われていることに気付き、2SC1675 に交換して再出発。

Mixer の後のアンプに使われている 2SK125 の端子電圧がおかしい。このアンプの後段に信号が流れていないので、この FET の故障と判断。 J310 が届いたら交換予定。


(TX-2000)
電源を入れてもランプさえ点かない。大焼損でもあるのかと心配したが、取りあえずランプ切れ。

半田のやり直しをしてみたが変化なし。

SG で信号を注入しても変化しないので、 Sメータ表示を大きくしてみようと VR10 をいじると、突然 S メータが嘘のように振れ出した!固着したポイントで高抵抗になっていたな・・・。

それでもアンテナをつなぐとほとんどメータが触れない。
もしやと思ってディスクリミネータのコイル T7 を見ると、コアが飛び出しそうになっている!(かなり抜けている)
これを押しこむと、これまた嘘のように S メータが振れ出した・・・。

前オーナーがやみくもにいじったんだな・・・。

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速報

FM放送帯のバンドパスフィルタ、双信電機 GF JB3 SE をFMチューナに装着したところ、激変!

(これまでの疑問点)
・YAMAHAのTX-900のIFTのキャパシタの容量抜け不具合を修理した頃と音質が劣化した時期が合致したために迷走。
・自宅から500mの位置に携帯の中継基地局のアンテナができた頃からアンテナを狭帯域型にしないと品位を保てないと感じるように。
・最近、5Gが700MHz帯を使用するようになり、「地デジへの影響に対する対策を無償で行う」と連絡が来た頃から確かに特定のチャンネルでノイズが入り、これを対策して改善した時に確信した。
                 「携帯の電波妨害で地デジとFMに影響が出ている」と。


(TX-900へのBPFの挿入)
今日、思い立って双信電機のBPF、GF JB3 SE を YMAHA TX-900 のアンテナ端子と基板の間に挿入。
電源を入れて驚いた。確かに挿入損失だろう、若干信号強度は落ちたように感じたが、YAMAHAのチューナの特徴である「信号品質が悪いと(IMDが悪いと)音量に合わせて信号レベル下がる」がほとんどなくなった
それに合わせて音質が驚くほど良くなり、音離れが良くなった




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Balun/CMF/Galvanic Isolater

長いこと超狭帯域FMアンテナの実現方法とFMチューナのノイズ問題の解決方法を考えてきて、やっと結論に達した。

(背景)
バラン、コモンモードフィルタ、ガルバニックアイソレータはほぼ同じものを目的に応じて呼び方を変えているだけだ、という点。

バラン:
大きくVoltage BalunとCurrent Balunに分けられ、平衡・不平衡変換を目的とする。Voltage Balunはインピーダンス変換 (RFトランス) も同時に行うことができる。

コモンモードフィルタ:
同相電流をキャンセルする目的に使用され、インピーダンス変換を目的としていないため結局Current Balunと同じ。

ガルバニックアイソレータ:
グランドループを切ることにより、ノイズを低減させることが目的で、絶縁型のVoltage Balunと同じ。


(超狭帯域アンテナ使用のチューナに求められる仕様)
(1) 16:1(75/6.9)のインピーダンス変換を行いたい。
(2) アンテナ、AC電源からのコモンモードノイズを減らしたい。
(3) FM放送周波数帯以外からの妨害電波を減らしたい。
(4) グランドループを切りたい。


(仕様を満たすための問題点)
・1/12λウェーブトランスフォーマが複雑。
・VHF/UHF帯のバランの製作記事が無い(送信電力に耐えられるVHF/UHF帯用のコアが無い)。
・小信号のVHF用の1:nのバランが入手困難。


(辿りついた対応策)
・フィルタ付きACインレットへの交換
・FM帯用のバンドパスフィルタを挿入
・1:16の小信号用バラン(RFトランスフォーマ)によるグランドループの切断、コモンモードノイズの低減、インピーダンスの変換

75Ωフィーダを使用した1/12λウェーブトランスフォーマで得られるインピーダンス値が、75/nの2乗)Ωであることに気が付いたのがブレークスルーだった。
    75Ω:2パラ=75Ω:18.75Ω=4:1
    75Ω:3パラ=75Ω:8.3Ω=9:1
    75Ω:4パラ=75Ω:4.69Ω=16:1
これなら、Voltage Balunで実現できる。


(使用部品)
(1) ACインレット:汎用品
(2) 1:16の小信号用バラン:
 Mini-Circuits, ADT16-1T+
 (1:16 CORE & WIRE Transformer, 1.5 - 160 MHz, 50Ω)
  

        →AliExpressで購入できることが判明。
(3) BPF:
 双信電機, GF JB3 SE
    →大進無線やAmazonでもFM用BPFが売られているが、高価。







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YAMAHA T-2x


KENWOOD L-03T の修理も長い間進んでいないのに (問題のIFT は特定できているが)、YAMAHA のT2x に浮気 (笑)。

(初期の状態)
・全体としては綺麗だが、傷だらけ。
・シグナルメータの中段が点灯しない。
・CAL TONE が動作しない。
・最適同調点 (マルチパス表示最少点) が 70~80kHz 下側にある。
・これまでのチューナ同様、音がいがらっぽい。ベースの音程が不明瞭。

(調整・エージング後)
RF/IF 段調整、レシオ検波のNULL 点調整を行った後長時間動作させていると、最初に感じた違和感が後退してきた。
TX-900 の調子のいい時 (笑) と、ST-S555ES の中間のような良い音がする。
高音の抜けが若干悪いものの、チェロの運指の音と楽器の固有共振の音がよく聞こえ、遠近感と倍音の分離感がよい。
気まぐれなTX-900 などに比べると安定感が抜群にいいが、全幅の信頼を置いているT-7 に比べると、透明感とか空気感に欠ける感じ。

(今後の展開)
・CAL TONE/シグナルメータの動作不良は、全半田のやり直しの結果待ち。
・RF/IF 段、アナログアンプの電源ラインの電解コンデンサ交換
・各歪補正の調整

(蛇足)
妨害なのかノイズなのか分からないが、今日の電波のコンディションが今一だった。
そこで試しに市販の3 エレアンテナに換えてみると、若干信号強度は上昇するものの、ノイズだらけでステレオになったりならなかったり (Local Mode)。
信号強度はそれほどでもないのにちゃんとステレオになる、自作狭帯域直接給電2 エレ八木。
AC ラインにコアを複数挿入しているT-7 とこのアンテナの組み合わせでノイズが低く透明感を感じるのは、AC ラインとアンテナ経由で相当ノイズが混入している証拠

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ワイヤアンテナ用広帯域トランスの製作

家の吹き抜けの部分にワイヤアンテナを這わせてHF帯のモニタ用に使用しているが、高いバンドで今一つうまく受信できないため、インピーダンスが高いと判断し、変換トランスを製作することに。

(形態と部品集め)
20年以上前、秋葉原がまだオヤジの楽園だった頃 (笑) に買ったメガネコア (Binocular Core) を持っているし、コネクタや端子も手持ちで対応できそうだ。問題はケースだが、わざわざ買うこともないと思いガチャポン用のケース (笑) とすることに。

(製作)
・メガネコア
・75/50Ω変換器で残ったUWE線
・蝶ネジ
・BNCコネクタ
を使用して作成。難しいところはない。ここを参考にした。


(効果と今後の展開)
7MHzバンド以下、中波帯を含めて全くダメ。明らかにスペクトラムが上にずれている。
手元にあったメガネコアのMixが製作記事で指定のものと異なる様だ。
それ以外はノイズも減って、了解度が上がった感じ。
後で記事指定のコア (Fair-Rite  2873000202) を買って変更する予定。





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真空管ラジオ、無線機、オーディオ、ギター、洋楽が大好きなオヤジ。
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